太陽光発電の価格はいくら?8社の見積もり徹底比較!
太陽光発電の見積もりを8社に依頼
A社
3.33kW |
\1,265,250 シャープ18枚
1kWあたり37.9万円 |
---|---|
☆B社
3.25kW |
\1,488,500 東芝13枚
1kWあたり45.8万円 |
☆C社 × | 電話で断られました |
☆D社 × | 連絡なし |
☆E社 × | 連絡なし |
☆F社 × | メールで断られました |
G社 × | 電話で断られました
(近くのホームセンター) |
H社 × | 電話で断られました
(近くの工務店) |
(☆がついているのが一括見積もりサイトで頼んだ業者です)
8社に見積もり依頼を出したものの、見積もりを出してくれたのは2社だけでした。その理由は「屋根の形状が特殊」だった為です。
一括見積もりの依頼を出す際、備考欄に「屋根の角度が50度あること」と「ドーマがあること」を記入しました。
我が家とそっくりの外観
実際の我が家の立面図
我が家に太陽光発電が向いていないことはわかりました。しかし「どうしても付けたい」と言った所、見積もりを出してくれた業者さんが2社いました。
それが上記の「A社126万円」と「B社148万円」です。たった2社の見積もりですが22万円の違いが出ました。同じ家…同じ屋根なのに!
このように、太陽光発電は会社によって価格に大きな差が出るものです。
比較するのは時間がかかるのでめんどくさいかもしれませんが、後悔しないため、そしてなによりトラブル回避にもつながるため、必ず複数の会社で比較することをおすすめします。
業者を比較する方法は様々あり、管理人も本やネット・実際の業者…など徹底的に色々調べてみましたが、「無料一括見積もりサイトを利用すること」…現状ではこの方法が”最良の一手”と断言できます。
「最低でも3社以上は比較した方が失敗する確率は格段に少なくなります」
太陽光発電ではトラブルが非常に多く、その原因の多くが「1社だけの見積もりで決めた」というデータが出ているため、国民生活センターでは複数社の見積もりを推奨しています。
1社の見積りだけだと騙される危険性あり!
見積もりをとった1社が悪徳業者だった場合、とんでもなくお金をぼったくられる可能性があります。
さらに言えば、 たとえ優良業者だったとしても「できる限り高く売りたい」というのが本音なので、最初から最低価格の提示をしてくれるはずがありません。
ましてや太陽光発電の相場も知らない素人が、他社と比較もしてないことを知った営業マンなら当然「ある程度利益が出る価格(ようするに定価)」で見積もりを作ります。
そこでもし契約をしてしまえば、後で周りの人と「いくらで買った?」みたいな話をした時に「高い金額で買わされた!だまされた!」と、思い知ることになります。
そうならないためにも具体的な証拠提示が必要というわけです。「この会社はこの値段だけど、おたくだったらいくらでできるの?」とはっきり提示できる明確な証拠です。
そのためには複数の会社に見積もりを出してもらうほか手はありません。
価格を下げることにこだわりすぎてはいけない
価格を下げることにこだわって無理を言うと、業者は太陽光パネルの値段は下げることができないので、施工の部分で値段を下げるしかなくなります。
すると、必要な部品の数を減らしたり、必要な部品の質を落としたりしてなんとか利益を確保しようとします。
それが結局5年後…10年後…早ければ設置して間もなく…「トラブル」という形で姿を現します。
なので、その辺りもしっかり説明してくれるような業者の信用度、そして過去の施工実績も非常に重要となります。
そのような「業者の質」を審査し、クリアしている業者のみが登録できているのが一括見積もりサイトです。
「価格比較の簡易さ」と「優良業者の選抜」という、太陽光発電で失敗しないために必要不可欠な2大条件がすでに整っているので、一括見積もりサイトは本当に利用価値が高い素晴らしいツールと言えます。
業者の探し方5つ徹底比較
管理人が調べてみた結果、下のような方法があります。
[メリット]住んでる地域の会社を探せる
[デメリット]数が多すぎて探すのが大変
[メリット]キャンペーンなどで価格は安い
[デメリット]信用性に欠ける
[メリット]倒産のリスクが少ない
[デメリット]結局設置は別の業者
[メリット]何かあった時の対応が早い
[デメリット]価格が高め
[メリット]価格面では最安値
[デメリット]店舗が無いので数年後に会社があるか不安
どうでしょう?この量…この作業量!かなり…
「めんどくさくないですか?!」
管理人は前向きに検討していたにもかかわらず「かなり大変そうだな…」と感じました。この手間を簡単かつ安全に解決する方法がありました。それが無料一括見積もりサイトを利用することです。
一括見積もりサイトなら必要事項を記入するだけで、自分の住んでる地域を営業範囲としている会社を
「自動的に選んでくれます」(最大5社)
(正確にはピックアップされた業者の中から自分で選択します)
しかも、無料なのに優良会社が揃っています。
一括見積もりを利用することで得られるメリット
そんな優良会社同士で見積もりを出しあってもらい「価格対決」してもらうわけです。同メーカー・同商品での見積もりが非常に効き目があらわれます。
なので、当然のごとく…
と、なるわけです。これが管理人が一括見積もりサイトを推奨する理由です。
私、管理人も本やネット、実際の業者…など徹底的に色々調べてみましたが、現状ではこの方法が”最良の一手”です。
一括見積を利用してみて分かったこと
「時間の節約になる」
勉強する時間
太陽光発電をのことを知るために私のように本やネットで知識を得る時間は不要です。基本、複数の業者さんに来てもらうので、その各業者さんと話しているうちにどんどん知識はついていきます。
悩む時間
実際にできた見積もりから自分にあうプランを選ぶだけなので効率的です。見積もりもない状態で悩むのは時間がもったいないですよ。
ネットでどんなに細かく調べてみても、「自分の家にかかる費用」は出てきません。
ハッキリ言って時間の無駄です。その理由は2つあります。
- 何階建てか?
- 屋根の角度は?
- 屋根の材質は?
…など条件により工事内容が違う
なので、まずは無料なので気軽な気持ちで大丈夫ですから、一括見積もりを使い優良業者さんに実際に家に来てもらう。
- 自分の家が太陽光発電に向いているか?
- 自分の家の太陽光発電導入費用はどれくらいの価格になるのか?
- 分からないことはすぐに聞く!
といった具合に、一括見積もりを利用してみるのが間違いない太陽光発電導入への道筋だと断言できます。
オーダーメイドで出る価格差
A社 | B社 |
---|---|
200W×18枚=3600W |
215W×27枚=5805W |
枚数にして9枚!発電量にして…2205W!
同じ屋根でもプランによりこれだけ違いが出てきます。
わかりやすく価格の違いにしてみると…(最新相場(R3.08月現在)1kw(1000w)=高めの30万円で計算)
2.205kw × 30万円=66.15万円
このように、見積もりによっては約66万円という価格差が出てきます。
これが、太陽光発電は1社だけで決めず、複数の見積もりを出したほうがいい理由です。
全くおんなじ条件なのに66万円も安くつけられる事ができるとしたら、その内容を知り、比較しておかなきゃ当然後悔しますよね。。。
業者を家に呼んだ時の注意点
「即決だけはしない」
シンプルですが、これに尽きます。太陽光発電では、トラブル・クレームにつながる一番の原因が『1社だけの見積もりで決めた』です。
駆け込み需要に要注意!!
「毎年、年度末は売電価格や補助金の価格変更などに間に合わせるために需要が増えます」
太陽光発電の需要が増えると、メーカーや施工業者で在庫不足が起き、工事計画が伸びることがあります。
すると結果的にその年度での補助金がもらえなかったり、売電価格が適用されなかったりと、不都合なことが起こりうる可能性が出てきます。
《予想されるできごと》
★メーカーの在庫切れ
★設置工事の集中により工事開始の遅れ
★補助金予算到達
★営業のあせらせるようなトークによるトラブル…などなど。
ただそれでも、あせったり、あわてて決断を出してはいけません。
太陽光発電の相場と今後| 本当に得なの?
売電がメリットのメインだったころと比べ、現在の太陽光発電をとりまく環境は大きく変化してきています。どうすればメリットが出て、自身が満足のいく決断を出せるのかは、今後の流れを知る事がとても重要です。
太陽光発電の相場
2021年8月現在の住宅用太陽光発電の相場は《1kwあたり25~30万円前後》を推移しています。
相場価格はボッタクリ業者・悪質業者を見破るために必要な情報ですが、そこにこだわりすぎてはいけません。
”安くすること”に固執しすぎると、設置して何年後かに後悔することになるかもしれません。
10年後でも「太陽光発電をつけて良かった」と思うためには「発電量(実際にどのくらい発電するか)」が重要です。
そのために太陽光パネルの容量や発電効率が重要であり、家では設置面積が鍵となります。
あまりにも少ないkw数の太陽光パネルしか載せられないようであれば
「メリットよりデメリットの方が上回ってしまうので諦めたほうが得」
というのが太陽光発電の特徴とも言えます。
太陽光発電 今後の見通し:売電の固定期間終了後(卒FIT)はどうなる?
太陽光発電の最大のウリは「自分の家で作った電気が売れること」にあります。この根元にある仕組みが『固定価格買取制度…通称FIT(フィット)』です。
内容は「余った電気を10年間買い取りますよ」という制度で、2009年11月にスタートしました。なので、その期限が切れ始めるが2019年です。ようするに「太陽光発電で作った電気が売れなくなります」
この、固定期間が終了することを俗に「卒FIT」と言われています。
- 2019年 約53万件
卒FITする家庭用太陽光発電は2023年までに160万件に到達する見込みで、約700万kW…およそ大型原子力発電所7基分の電力が宙に浮くと見られています。
ただし、この買取は「電力会社による買取」となっていて、固定期間終了後でも売電は可能です。しかし単価はガクッとさがり、8円~11円程度となっています。これは家庭用の電気の買電単価よりも安くなっているので、売るより使うほうがメリットが出ます。
作った電気は「上手に使う」時代へ
今までは「作った電気を売ること」が、太陽光発電の最大のメリットでしたが、今後は「作った電気をいかにうまく使えるか(電気の地産地消)」が、一番重要になると考えられています。
太陽光発電の恩恵を一番得られるようにするには「オール電化にすること」がベースにあります。
そして、作った電気を売るよりも使わない分は貯めて、電気を買わなくても済む状態にすることが一番損しない方法です。
そのためには「蓄電池」が必要です。
蓄電池も設置費用はかかりますが、自治体によっては補助金も出ます。
2019年以降は太陽光発電は地域共存へと変わってきています。
余った電気を近隣世帯に電気会社よりも安く供給することで設置者は垂れ流すより幾分収入が入り、近隣の方は電気代が安くなるという正に「Win-Win」な状態。
太陽光先進国ドイツでは、シュタットベルケという会社ができ、そのような電気を買い取り地域に再供給しています。
国内シェアはおよそ4割となり大手電力会社を凌ぐ規模に成長しました。そしてその収益を元に交通機関、生活にまつわるサービスを展開し、30万人ほどの雇用を生み出しています。
日本でも家庭用太陽光発電の電力買取事業を開始する業者が続々と登場しています。卒FITによって新しいエネルギー供給の形がつくられ、良い方に転がってくれることを期待したいです。
太陽光発電と住宅2020年問題
住宅の2020年問題とは簡単に言うと「国が定めた家の基準をクリアしていないものは建てる許可を与えませんよ」というものです。
耐震基準、省エネ基準、創エネ基準などなど、様々な項目が組み込まれていて、その基準が全て「つけなければいけない義務」となります。これからの住宅にとって「省エネ・創エネ」を備えることは欠かせない事となる見通しです。
その流れは日本が先導しているのではなく世界的な取り組みであり、日本はかなり遅れています。
こういったことを考えると、「太陽光発電なんてどうでもいいよ」「なくてもいいならお金掛ける必要はない」などと簡単に答えを出すのは賢い選択とは言えないかもしれません。
太陽光発電の補助金最新情報
2014年3月で「国の補助金は終了」しましたが、地方自治体の補助金は継続しています。特に4月と5月は年度初めで「地方自治体の補助金が復活する時期」です。
【地方自治体の補助金】 特徴
- 各自治体により日程がバラバラ
- 1kWあたりの金額が大きい
- 都道府県よりも市区町村のほうが補助金が多い場合がよくある
- 申請期間が決められている
- 先着順で打ち切られる→場合によっては抽選
- 太陽光発電だけでは補助金が出ない場合あり
特に「先着順で決められた申し込み件数に達したら即打ち切り」という自治体が結構多いので、皆「我先に」と駆け込み需要が増える…という訳です。
〈具体例〉
2012年度
足立区:先着500件=2012年11月で早期終了
2014年度
磐田市:募集開始初日で上限到達(産業用)
自治体によっては50件・100件というような「開始初日で終了」ということが実際ありえますので良く調べることが必要です。住んでる地域の市役所に直接問い合わせると簡単に教えてもらえます。
管理人も補助金の申込期限をチラつかされました
私も1月に見積もりを頼んだのですが、やはり「補助金に間に合うように…」と言われました。これは営業さんなら誰でも言います。そんな営業(会社)さんの見極め方はひとつ。
「今日決めて下さい」
これを言わない会社ならばひとまず安心です。一般的に言う「ぼったくる会社」は必ずと言っていいほど「即決」を求めてきます。あからさまに安くても一旦帰ってもらったほうがいいです。
⇒太陽光発電 営業の上手い断り方はこちら
「今日決めてくれるならこの値段」と言われてもそんなの関係ありません!必ず比較・検討して下さい!そうしないと…必ず後悔します^^;
現役営業マンに聞いた!太陽光発電「業界裏話を完全暴露」
※ここでは分りやすくするために実際に私が利用したタイナビさんを例に挙げています。管理人が一括見積もりを頼んだのは平成25年1月なので、下記に出てくる価格はその時点での価格です。
「そもそも、タイナビを使ってくるお客様は競合他社と価格の比較をしようとして頼んでいるわけですから、こちらとしても最初っから全力投球の価格で挑まないと意味が無いんです。
だから一般のお客様には補助金が出るギリギリのラインから入りますが、タイナビさんのお客様には確実に補助金が35,000円出る金額を提示していますから!」
一般⇒1kWあたり55万円ぐらいの価格
タイナビ⇒1kWあたり45万円ぐらいの価格
こんなこと言っていいのかわかりませんが、「タイナビを使っているだけで価格は間違いなく安く買える!」と言っていました。
そしてここから各社との「見積もり価格対決」が始まるので確実に安くなりますよね♪
価格を下げるとそのしわ寄せは『工事』や『部品』にいきます。それがトラブルに結びつきます。
ようするに価格を必要以上に下げることは自分で罠にかかりにいってるようなものです。あまりにもしつこく値下げ要求すると5年後…10年後に思わぬしっぺ返しを招くことになり兼ねません。
ここだけ聞くと、単なる営業さんの価格を下げさせない営業トークに聞こえがちですが、一括見積もりなので他の業者さんと比べます。すると…
「その価格の適正さが分かります」
他の業者さんも同じことを言えばそれは真実である可能性が高くなりますから、ウソを言ってる営業さんを見破る手段にもなりえます。
必見!! 現役営業ドキュメンタリー
「ほんっとに消える業者は早いですね。1回でもお客様からクレームやトラブルがあるとタイナビさんでは除外されてしまいます。
しかも何年間かは再提携できないので自然と変な業者さんはいない状態が保たれています。お客さんから見たら安心ですよね~。実際私もちょっと誇りに思っています(笑)」
と言っていました。
それだけ厳しい規律を維持しているタイナビさん。今タイナビさんに登録できているだけで、かなり信用できる会社だと証明されてるようなものです。
タイナビがTVで紹介されていました。※2分49秒の動画