「屋根に穴を開けなくても太陽光発電は付けられます」
ちょっと前までは「屋根に穴を開けない工法では、風の強い日や地震や台風などの自然災害に対応できない」と言われていました。
しかし、2021年現在では、当たり前のように「屋根に穴をあけないで太陽光発電を設置しています。」
屋根に穴を開けないという工法にはどんなものがあるのか?
既存の屋根にそのまま施工する工法
既存の屋根の葺き替えが必要な工法
※新築時に頼むのがベター
屋根に穴を開けることで起きるトラブル
屋根に穴を開けることで起きるトラブル=「雨漏り」
<雨漏り事例>
- いい加減な業者が「垂木」を外して設置してしまった。
- 屋根の防水部材を傷つけていたようで、太陽光パネル設置後10年近くしてから雨漏り…。
- 現状で傷んでいる状態なのに「大丈夫」と言われそのまま太陽光パネルを付けたが、5年後に雨漏りが…。
関連ページ:太陽光つけたあとのトラブル事例
新築やリフォーム時以外では太陽光パネルは「後付の据置型」が主流です。そのため太陽光パネルの架台設置工法も「屋根に穴を開ける工法」が主流となっています。
住宅用太陽光発電で平均的な4kW分のパネルを設置するには「屋根に約200個の穴を開ける」必要があります。それだけ雨漏りのリスクは高まります。
太陽光発電はここ何年かで急速に知名度が上がってきた商品のため、設置業者の経験が浅い場合があります。
経験が浅く、屋根の知識が乏しい業者が太陽光パネルを設置すると、後々必ずと言っていいほど「雨漏り」のトラブルが起きます。
それもすぐに症状がでれば原因が分かりやすいのですが、遅いと5年…10年…15年してからその症状が出る場合があります。
屋根に穴が開くと家の資産価値は下がるの?
「屋根に穴が開いても資産価値は下がりません。しかし雨漏りすると資産価値は下がります」
一般的に物件の資産価値は月日が経つほど下がっていきます。そこに「経過年数とは関係ない劣化」状況があると評価がガクンと落ちます。その一番評価が下がる事例が”雨漏り”なんです。
築20年で資産価値は「0」と言われていますがゼロにならないように手を打っておくことは可能です。「屋根に穴を開けずに太陽光発電を設置」と言うのは少しでも可能性を高める方法の一つです。
屋根に穴を開けない工法 まとめ
以上のように、屋根に穴を開けないで太陽光発電をつける工法は色々あります。しかし、素人の判断で「どの工法にするか?」を決めてしまうのは、とてもリスクが高くなります。
なので、まずはプロに意見を聞いてみてはいかがでしょうか?5年…10年経ってから、雨漏りトラブルに巻き込まれないためにも、施工会社は優良会社に依頼すべきです。
決して「安さ」だけで業者を選ばないように注意して下さい。
業者は「企業秘密です」「努力してますから…」等と何かしらの理由っぽいことを言って煙に巻き、安くできる本当の理由を私達消費者に教えてはくれません。
その、話してくれなかった「安くできた理由」が元で被害を受けるのは、お金を支払った購入者です。
優良会社を見つけるにはどうしたら良いのか?
優良会社を見つける手段として実に合理的な方法が「一括見積もりサイト」を利用する方法です。
一括見積もりサイトは登録する時点で非常に厳しい審査があり、その審査を通過できた業者だけが登録されています。
しかも、消費者からクレームが入ると登録抹消という仕組みが取られているので、常に優良業者だけが選抜されている状態がキープされ続けています。
このような理由により、優良業者を見つける方法として一括見積もりサイトを利用することをオススメしています。
ただし、太陽光発電でトラブルになる一番の原因が「1社の見積もりで決めた」です。
いくら優良業者ばかりが揃っている一括見積もりサイトを利用したとしても、1社の見積もりだけで決めず、必ず複数社の見積もりを比較・検討してから決断しましょう。