太陽光発電と固定資産税

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太陽光発電にも固定資産税?

太陽光発電に固定資産税がかかるかどうかは「太陽光パネルのタイプ」によります。新築、既築ということは一切関係ありません。

 

据え置きタイプは固定資産税がかからない

据え置きタイプの太陽光発電を設置した屋根

元々の屋根の上に架台等をつけて太陽光パネルを置くタイプは「非課税」なので固定資産税がかかりません。ただし火災保険(風災)が適用されない(家屋の一部としては見られない為)というデメリットもあります。

 

屋根一体タイプは固定資産税がかかる

屋根一体型タイプの太陽光発電

屋根と一体化しているタイプは「課税対象」なので固定資産税を払う必要があります。分かりやすい例えとしては『太陽光パネル=超高級瓦』みたいなものです。

 

太陽光パネルが発電しなくなった
⇒でも「屋根材」として機能している
=建物の一部として評価される為「固定資産税がかかる」

 

家の一部なので、当然火災保険(風災)の適用範囲となります。

 

…という訳で、コスト削減の面で考えるのなら架台を設置してつけるタイプの一択。新築時でも据え置きタイプを選べば非課税となり固定資産税はかかりません。

 

しかし、新築時には屋根一体型で販売しているハウスメーカーが多いのが現実。見た目が綺麗ですし、火災保険も適用される。年間の固定資産税額も1万円くらいだし、なにより屋根に穴を開けないので雨漏りリスクがない

 

その辺を考えると屋根一体型の方がリスクが少なく、場合によっては出費が少なくて済むかもしれません。どちらを付けるにせよ、とにかく大事なのは設置業者です。しっかり実績のある優良業者と出会う必要があります。

 

太陽光発電の固定資産税課税額はいくら?

家の調査をしている男性のイラスト

固定資産税額は家屋全体で算出するものなので、太陽光パネルだけの固定資産税額はハッキリ言うことができないそうです。

 

これは、先日、新築した我が家に家屋調査の方々が来て、実際に聞いたことなので間違いないことです。※嫁さんの実家を建て直し7.56kWの屋根一体型太陽光発電を設置しました。詳しくは⇒家建て替えとリフォームどっちがいい?注文住宅14社見積もり体験談

 

ただ、ネットの情報では太陽光パネル1㎡あたり150円~200円位が目安と言う情報もありました。

 

例:4kwの太陽光パネルの場合:3750~8000円程度

 

4kwの太陽光パネルの面積
=およそ25~40㎡前後
=150~200円×25~40㎡
3750~8000円程度

 

こんな感じで新築時につけた場合のざっくりとした金額は目安として出るようですが、固定資産税はあくまでも家全体を見ます。なので基礎の状態や、家屋の状態が古ければこの金額は参考になりません。

 

売電収入も税金(所得税)がかかるのか!?

 

「利益」が20万円以下なら非課税!

 

「利益」…給料と売電収入以外に収入が無ければ、減価償却費等を差し引いた金額。

 

サラリーマン等の一般家庭の場合、売電した売り上げは「雑所得」に分類されます。そしてこの利益が20万円を超えなければ非課税なので確定申告しなくて大丈夫です♪

 

※太陽光発電と消費税UPについてはこちら

結局どっちを選べばいいの?

仮に固定資産税がかかるとしてもさほど大きな金額ではありません。年間1万円変わるか変わらないか。

 

確かに10年~20年のスパンで見たら結構な金額になりますが、

  • 固定資産税を払いたくない据え置き型パネルを選ぶのか…
  • 固定資産税が年間1万円位ならデメリットの少ない屋根一体型を選ぶのか…

そのあたりは個人の自由です。太陽光発電は20年30年の付き合いになります。難しい選択かと思いますが悔いの残らないように比較・検討しましょう。

 

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 ※ 注意点

 

 

「産業用では固定資産税がかかる可能性があります」

 

産業用(ほぼ架台設置)
=全量買取
=事業目的
=年間20万円以上の売電額となりますので、税金がかかってきます。

 

まとめると、

 

《固定資産税非課税の条件》
・余剰売電の設置容量
・年間20万円未満の売電額

 

上記2点が満たされてる(=余剰電力を売電する家庭用太陽光発電の可能性が限りなく高くなりますね)場合のみ、固定資産税は非課税となります。

 

考え方としては「建物や土地に価値がある」だけで、太陽光発電システム自体はいざという時2足3文にしかならないということです。

 

※太陽光発電は完全にオーダーメイドなので1件1件状況が違ってきます。必ず、実際に自分家の状況を把握している方に確認を取ることが重要です。

 

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固定資産税とは

そもそも固定資産税ってなに?

土地と家屋と償却資産に対してかかる税金

 

む…むずかしい…。とにかく家を買うとその持ち主に対してかかる税金です。しかも毎年。一般的には10万円~15万円前後の方が多いように見受けられます。

 

固定資産税を歴史から紐解いてみました

 

※固定資産税=1950年に始まった地方税
(それ以前は「地租・家屋税」としてあった)

 

  • 毎年1月1日の時点でその土地・家屋・償却資産を所有している人に向けて市町村が課す。
  • 納税通知書が毎年4月に届く。(支払いは4回に分けることも出来る。納付期限=1期4月・2期8月・3期12月・4期2月)
  • 都市計画税と併せて納税する。

 

賃貸に長く住んでいた or 住んでいる人は固定資産税とは無縁なので内容を知らない人が多い。住宅を購入して初めて知ったという人がほとんど。

住宅ローン・管理費・修繕積立金…等々、住宅を購入する際には考慮しておかないといけない項目のひとつ。

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