太陽光発電の設置前によくあるトラブル事例とその対策| 訪販業者がよく使う手口
トラブル① 補助金がもらえなかった
<状況>
- 営業さんは「国や自治体から補助金が出るからだいぶ値段は安くなる」と言っていたが、いざ確かめてみたら補助金をもらえなかった。※平成26年4/1~国の補助金はなくなりました
- ○○も一緒に買っていただかないと補助金は出ないんですよ~。
- ここの自治体の補助金は50件限定だから今日中に契約しないと間に合いません。
<対策>
- 補助金にはもらえるための”条件”があることを知っておかないといけません!
地方自治体では何期かに分けて募集したりもしているので、その期間に間に合わなければ受給できません。でも、それを理由に契約を急がせるような業者は信用できません。一旦冷静になって考えた方がよいですね。
大体は補助金の申請は業者さんに丸投げ状態になりますので、トラブルを避けるためには自分で役所に問い合わせる等して、調べてみるしかないですね。
ちなみに、「○○も一緒に買っていただかないと補助金は出ないんですよ~」については、最近は詐欺とも言い切れなくなっています。太陽光発電の普及がだいぶ進んだ地域では、更なる省エネ等を目的とした補助金も出てきているからです。
例えば、太陽光+蓄電池だったり、太陽光+バリアフリーだったり、太陽光+省エネ性能住宅だったりと、その内容は自治体によってかなり差があります(もちろん、太陽光のみで補助金が出る地域もあります)。
何はともあれ、ご自身で自治体の情報を仕入れること・即決はしないことを心がけてください。
トラブル② 見積もりと契約時で金額が違う!
<状況>
- 見積もり・図面の説明のとき書面で見せてくれず、最終契約時に価格に大きく違いがあった。
- 「この辺はうまくやりますから…」という言葉だけで実際なにも安くなってなかった。
<対策>
- 金銭的なことは必ず書面に出してもらいましょう。
トラブル③ モニターになってくれたら安くしますよ
<状況>
- 「太陽光発電のモニターになってくれれば値引きしますよ。ただし枠があるので今日中に決めてくれればですけど。」
<対策>
- 契約を急かす業者は危ないのでその時点でアウト!
太陽光発電は1社だけで即決せず、相見積で必ず比較・検討し、自分自身が納得の上で契約することが鉄則です。
トラブル④ 100万円分プレゼントするので今日決めて!
<状況>
- 太陽光発電システムを買ってくれたら総額100万円近い商品をプレゼント!しかし、契約書にはプレゼントのはずの商品の値段がしっかり入っている。
<対策>
- 常識的に考えましょう。ふつうそんな高価なものをプレゼントしてくれるわけありません。
- その場の雰囲気に流されずに、冷静に対処(その場で会社に電話してみるとか)しましょう。
トラブル⑤ 役所の方で指定受けてます
<状況>
- 市役所のほうから来ました~
- 神奈川県の推薦を受けています
- 東京都指定業者です
<対策>
- 完全に危ないので無視が一番です。
- どこの自治体も「ここの業者がおススメです」とは絶対に言いません。公的な機関なので後でトラブルになっても責任を負えないからです。
太陽光発電で契約前にトラブルになる原因
「たった1社の見積もりだけで即決した」
これが太陽光発電でトラブル・クレームを自ら引き寄せてしまう最大の原因です。
対応策はただ一つ、とても簡単なこと…絶対に複数社の見積もり(最低でも3社以上)をとること。たったこれだけです。
今来た業者さんでわからないことは忘れないようにメモして他の業者さんに聞いてみる。そういった地味で面倒くさいことを何回もするうちに自然とトラブルから離れていきます。
自分の住んでる地域で業者さんを探すのはとても手間がかかり時間を要します。ましてや、やっと探した業者さんが悪徳業者だったら太陽光発電と聞くだけで嫌気がするなんてことになり兼ねません。
そういったリスクを回避するために”無料一括見積もりサイト”が存在します。